ファミリーでハワイ旅行を計画していると、「チャイルドシート」問題に直面します。
- うちの子供は小学生なんだけど・・・それでも必要?
- レンタカーのチャイルドシートはいくらで借りられる?
- どの乗り物で必要になる?Uberは?タクシーは?
- 日本から持参しようと思ってるけど大丈夫かな・・・
といったような疑問が湧いていると思います。
実は、ハワイのチャイルドシートに関する法律はとても複雑です。
法律を知らずに、お子様を車に乗せていると、
罰金を取られたり、乗車拒否されることがあります。
そこでこの記事では
ハワイのチャイルドシートのついて徹底的に調べたハワトラが
について、
- どこよりも詳しく
- どこよりもわかりやすく
解説していきます。
この記事を読めば、
「子連れハワイ」を楽しむためのチャイルドシートの知識を得ることができます。
目次
ハワイ州のチャイルドシートの法律
ハワイにおけるチャイルドシートの法律は大きく分けて
- 着用年齢に関すること
- シートの着用方法に関すること
を規定しています。
この記事は以下の「ハワイ州運輸局」と「チャイルドシート法」を翻訳し、解説します。
チャイルドシートの着用年齢
2020年ハワイ州は、チャイルドシートの着用年齢の上限を、
従来の7歳から10歳まで引き上げました。
法律の規定によると
チャイルドシートの着用義務があるのは
となっています。
違反した場合は、
100ドル以下の罰金とシートベルトの安全講習に参加(別途料金が発生)させられます。
チャイルドシートの着用方法
着用方法も規定があります。これは年齢によって異なります。
後部座席での着用を必須とし
・2歳未満の幼児⇨必ず後ろ向きでシートを設置すること
・2歳以上から前向きに設置しても良い
・4歳以上からハーネスなしのチャイルドシートを使用可能
となっています。
0歳から2歳未満の幼児 「ベビーシート」「インファントシート」が対応
2歳未満の幼児はハーネスが付いたシートを後部座席に後ろ向きで設置しなくてはなりません
2歳から4歳未満の子供 「チャイルドシート」が対応
2歳からはハーネスが付いたシートを後部座席に前向きで設置できるようになります
4歳から10歳までの子供 「ブースターシート」が対応
4歳からはハーネスがないシートを後部座席に前向きで設置できるようになります
チャイルドシートの身長と体重制限
チャイルドシートは対応する身長と体重が決まっています。
しかし、レンタカーの予約時にはシートの対応する身長・体重について記載がないことが多いです。
こういったときには、
- 0歳〜2歳未満⇨ベビーシートまたはインファントシート
- 2歳〜4歳未満⇨チャイルドシート
- 4歳〜10歳まで⇨ブースターシート
といったように、年齢を基準に選びましょう。
または、受付時に子供の大きさを伝えれば対応するシートを貸してくれます。
- チャイルドシートは0歳から10歳まで着用義務がある
- 年齢に関わらず、身長が145cm以上あれば着用する義務はない
- チャイルドシートは後部座席に装着する必要がある
- 13歳までは助手席に座ることができない
- 2歳未満の幼児は後ろ向きで装着しなくてはならない
ハワイレンタカー会社のチャイルドシートの料金
Hertz | 13.99ドル |
alamo | 16.6ドル |
Budget | 14ドル |
dollar | 14.65ドル |
ニッポンレンタカー | 3台まで無料 |
ワンズレンタカー | 2台まで無料 |
ホノルルオートレンタル | 2台まで無料 |
日系の会社はチャイルドシートが無料でついてます。
車だけの料金で言えばdollarかHertzが格安で借りることが会社です。
しかし、レンタル日数とチャイルドシートの個数によっては日系の会社の方が安くなる場合があります。
では、チャイルドシートを借りた場合はどこで借りるのがお得でしょうか。
日系の会社で一番安く借りられるのはワンズレンタカーです。
dollarとワンズレンタカーで比較します。
社名 | 12/28-1/6 車の料金 | シート料金(1台利用) | 合計料金 |
dollar | 78,000円 | 12,300円 | 90,300円 |
ワンズレンタカー | 101,500円 | 無料 | 101,500円 |
チャイルドシートは1台で6日間の料金を表示。
1ドル140円で計算。
dollarとワンズレンタカーの差は11,200円です。
6日間のレンタルにおいて、ワンズレンタカーがお得になるのは
- チャイルドシートを2台借りるとき
- レンタル数が12日を超えるとき
となります。
どちらがお得かは、為替レートの変動やレンタル料金の値上がりによって変わります。
最新の情報をチェックしましょう。
また、レンタカーを安く借りる方法を解説した記事もご覧ください。
チャイルドシートの設置上限数
チャイルドシートは思った以上に幅をとります。
後部座席のシート1人分をまるまる潰してしまいます。
後部座席に3つのシートを設置することは物理的にできません。
チャイルドシートを設置する場合は
レンタカーの定員人数によって異なります。
定員人数とチャイルドシートの設置数によって、大人が乗車できる人数が変わります。
身長が145cmに達していなければ、10歳までチャイルドシートが必要です。
乗車する家族の人数によって車種を選択しましょう。
日本から持参する場合の注意点【それってアメリカ規格のシートですか?】
レンタカーでチャイルドシートを借りようとすると、1日あたり15ドル程度かかります。
1週間で1万円でーす。
儲かる儲かる。
おかしい!
高すぎます!
レンタル料金、高いですよね・・・
そこで、日本からチャイルドシートを持っていこうと考えている方もいるはずです。
しかし
アメリカ規格以外のシートは法律違反!
なのを知っていますか?
チャイルドシートは主に
- 日本⇨ヨーロッパ規格のECE / R44を採用
- アメリカ⇨アメリカ独自のFMVSSを採用
しています。
アメリカで安全基準を満たしたと言えるのは、FMVSS規格のシートのみです。
日本で販売されているチャイルドシートのほとんどがECE / R44規格です。
なお、FMVSS規格は日本での使用が認められています。
安全基準を満たしたシートには製品に基準証が添付されています。
持参するチャイルドシートに画像上記の証が添付されていない場合、ハワイでの使用はできません。
チャイルドシートを購入する
日本で使っているチャイルドシートは、アメリカ規格を満たして製品が多いです。
しかし、レンタルするにも高すぎる・・・
こういった方には、
・ハワイ到着後に店舗で購入する
・日本で購入し持参する
方法があります。
ハワイで購入する【ウォルマート】【ターゲット】【ロス】
Walmart(ウォルマート)
ウォルマートは世界最大のスーパーマーケットです。生鮮食品から家電まで幅広く揃っています。
写真はECサイトのものですが、現地でもほとんど同じ金額で購入できます。
ウォルマートなら60ドル程度です。
一週間借りるなら、レンタルするより安くなる場合もあります。
ウォルマート・ホノルル店/Walmart Honolulu store
住所: 700 Ke’eaumoku St, Honolulu, HI 96814
電話番号:808-955-8441
営業時間:6:00〜23:00
定休日: 無休
URL: https://www.walmart.com/store/3478-honolulu-hi
Target(ターゲット)
ターゲットは主に化粧品や医薬品を取り扱うスーパーマーケットです。
ここでもチャイルドシートを購入できます。
ターゲットはワイキキやアラモアナセンターにありますので、他の買い物のついでに行きやすい場所にあるのがGood。
ターゲット・オアフ・ホノルル・アラモアナ店/Target Oahu Honolulu Alamoana
住所: 1450 Ala Moana Blvd Ste 2401, Honolulu, HI 96814
電話番号:808-206-7162
営業時間:8:00〜22:00
定休日: 無休
URL: https://www.target.com/sl/oahu-honolulu-ala-moana/2870
ROSS DRESS FOR LESS(ロス)
ロスは主に衣料品を扱っているお店です。商品ラインナップは幅広く、生鮮食品以外なら取り扱いがあるといっても過言ではありません。
見ているだけで楽しいショップです。
Rossは店舗によって品揃えが異なるため、現地で価格を確認してください。
デパートの商品をディスカウント価格で買えるので安いのは間違いないでしょう。
ロス ドレス フォー レス ワイキキ/ROSS DRESS FOR LESS Waikiki
住所: 333 Seaside Ave, Honolulu, HI 96815
電話番号:808-922-2984
営業時間:8:00〜23:00
定休日: 無休
URL: https://www.rossstores.com/store-locator/
日本で購入する「イーブンフロー」
日本国内でも、アメリカ規格のチャイルドシートを購入することができます。
evenflo(イーブンフロー)
イーブンフローは日本で購入できる数少ないアメリカ規格のシートメーカーです。
日本からの持参を考えている方におすすめのブランドです。
ベビー・インファントシート
チャイルドシート
なお、ブースターシートは、FMVSS基準を満たしたものを日本から購入するのが難しいです。
ハワトラが調べたところ、フリマサイトで中古で買うか、海外アマゾンから入手する方法しかないです(2024年現在)。
チャイルドシート利用方法の比較「レンタル」「現地購入」「持参」
ハワイでチャイルドシートを利用するとき
① レンタカー会社で借りる
② 日本で購入し持参する
③ 現地ハワイで購入する
この3パターンになります。
それぞれメリット・デメリットがありますので解説します。
自分ならどの方法がいいのか検討してみてください。
また、ハワトラだったら、どの方法を使うのかもお伝えします。
①レンタカー会社で借りる
- 購入する手間がない⇨時間効率が圧倒的にいい
- シートを持ち運んで移動しなくてすむ
- 空港からレンタカーを借りることができる
- 一週間借りる場合は購入した方が安い場合がある
- 10歳以下の子供が複数いる場合は高額になる
ハワイ旅行は時間との戦いになりやすいです。
子供がいる旅行は予定通りにならないことが多いですよね・・・
レンタルしておけば、どこで購入するか、どこが安いかで悩まなくて済みます。
②ハワイで購入する
- アメリカ規格のシートが必ず手に入る
- シートのブランドや大きさなど選択肢が多い
- 実物を見て購入できる
- 持って帰れば日本でも使える
- 空港からレンタカーを借りることができない
- 説明書が英語で取り付けに苦労する
- 購入したものを処分することが難しい
アメリカ規格のシートを購入するにはハワイで購入するのがいいでしょう。
いろんなシートを実物を見て購入できるからです。
購入したシートは日本でそのまま使えるので、買い替えを考えているファミリーに向いています。
③日本で購入し持参する
- 旅行前に購入するからじっくり選べる
- 空港からレンタカーを借りることができる
- 手荷物が多くなる
- 現地で購入した方が安い
- アメリカ規格のシートの取り扱いが少ない
現地で購入すると買いに行く時間が取られます。
その点、日本から購入しておけば到着後すぐに取り付けが可能なので旅行時間を確保できます。
購入する商品がアメリカ規格(FMVSS)の製品かどうか確認しておきましょう。
チャイルドシートはレンタルすべき
チャイルドシートはレンタルする方がいいよ。
ハワトラの意見としては、チャイルドシートはレンタルすべきと考えています。
現地購入にせよ、日本から持参するにせよ、持ち運びが不便すぎるからです。
一週間のレンタルでおおよそ1万円です。
日本国内で1万円で購入することはできないでしょう。
現地で購入しても処分に困ります。ホテルはスーツケースの処分はしてくれるみたいですが、チャイルドシートは分かりません。
そもそも、空港からレンタカーを使う場合は現地で購入することもできません。
レンタルであれば、アメリカ規格かどうか悩まなくて済みますし、持ち運ぶ手間もないです。
子連れハワイなら、レンタルをおすすめします。
シャトルバス・タクシー・ウーバーのチャイルドシート
レンタカーは高いから、タクシーかUberを使って旅行するよ〜
空港から移動するだけならシャトルバスもおすすめだよ。
ハワイでの移動手段はレンタカーだけではありません。
費用を抑えられる乗り物を検討しているファミリーも多いです。
しかし
- ハワイでの移動手段って何があるの?
- チャイルドシートがいらない乗り物はどれ?
- シートって運転手が持ってたりするの?
といったような疑問があると思います。
レンタカー以外も考えている方はぜひ最後まで読んでみてください。
ハワイの主要な移動手段
ハワイでの移動は、レンタカー以外で
- シャトルバス
- 公共交通機関のThe Bus
- タクシー
- Uber(ウーバー)やLyft(リフト)のなどのライドシェア
があります。
この中で、チャイルドシートがいらない移動手段はどれでしょうか。
チャイルドシートが不要な乗り物は3つ
結論からいうと、子連れの移動手段は
- シャトルバス
- タクシー
- The Bus
の3つから選択することになります。
えーっ、ウーバーってだめなの?
ウーバーのようなライドシェアはチャイルドシートが必要です!
ハワイ州議会によると、「商用車」として扱われる車両については、「チャイルドシート法」を適用しないと明記しています。
商用車に該当する車とは
Commercial vehicle” means any motor vehicle that is being used for the transportation of persons for hire, compensation, or profit.
引用:ハワイ州議会
翻訳すると
商用車とは、「雇用、報酬、または営利を目的として人の輸送に使用される自動車」というを意味です。
商用車は上記の3つが該当します。
よって、子連れハワイは「シャトルバス」「タクシー」「バス」のいずれかで選択しましょう。
ハワトラがおすすめする移動手段は
の2つです。
個別に詳しく解説した記事がありますので、ご確認ください。
ファミリーはウーバーで乗車拒否されることもある
ウーバーはチャイルドシートが必要ですが、運転手がシートを用意しているとは限りません。
チャイルドシートを持参していない旅行者がウーバーを手配したところ、乗車直前に断られたという話を耳にします。
法律では、違反した運転者に対して罰則があります。
罰せられる可能性がある運転手は、子供を乗せることを嫌がるんですよね。
子連れでウーバーなどのライドシェアを利用する場合は、チャイルドシートを持っていきましょう。
とはいえ、シートを持ち歩くことは現実的ではないと思います。
- ファミリーは「シャトルバス」か「タクシー」を使うべき
⇨チャイルドシートが不要のため - ウーバーなどのライドシェアはチャイルドシートが必要になる
⇨運転手がシートを持っているとは限らない - 子連れの場合、ウーバーやリフトで乗車を拒否される場合がある
飛行機のチャイルドシートの基準
チャイルドシートを日本から持参しようと考えている方は
- 預ける時にお金はかかるの?
- 車用のシートは飛行機でそのまま使えるのかな・・・
- 幼児をチャイルドシートに乗せる場合でも座席料金はかかるの?
といった疑問に直面します。
そこで、このトピックでは飛行機内のチャイルドシートの疑問に答えていきます。
チャイルドシートの装置着用は何歳から?【赤ちゃん・幼児の注意点】
機内でのチャイルドシート着用は義務ではありません。「何歳から」という規定もありません。
しかし、安全面を考慮すると着用すべきです。
なお、「赤ちゃん」や「幼児」においては、膝上に座らせることも可能です。
「赤ちゃん」「幼児」の定義は
- 日系の航空会社⇨2歳まで(3歳未満)
- 外国の航空会社⇨1歳まで(2歳未満)
です。この年齢を超えると、別途座席を確保する必要があります。
また、大人1名につき子供1名までという規定もあります。
大人2名で子供が2人いる場合は、1名は膝上可ですが、もう1名は座席確保が必要です。
車用のチャイルドシートは使える?
機内で車用のチャイルドシートを持ち込んで使いたいという方もいるでしょう。
利用可能なシートは
- 日本基準のECE/ R44
- アメリカ基準のFMVSS
を満たしていることが必要です。
適合した製品には以下の証が添付されています。
チャイルドシートの預け入れ・手荷物料金
チャイルドシートを持参する場合は
・スーツケースと一緒に預ける
・手荷物として機内に持っていく
ことになります。
いずれの場合でも、無料で対応してくれます。
ただし、事前申請が必要な航空会社もありますので注意してください。
チャイルドシートを利用しない場合の運賃
日系の航空会社では2歳まで
外国の航空空社では1歳まで
子供を膝上に乗せていいことになっています。
座席確保も不要です(チャイルドシート利用時は座席確保が必要)
しかし、座席を取らない場合でも、運賃が発生する場合があります。
社名 | 膝上に乗せる場合の運賃 |
JAL | 無料 |
ANA | 幼児料金 |
ハワイアン | 大人料金の10% |
大韓航空 | 大人料金の10% |
まとめ
今回は子連れハワイ旅行を計画されている方に向けて、
ハワイのチャイルドシートの基準と料金について解説してきました。
この記事では
ことをお伝えしてきました。
チャイルドシートに関する知識を身につけて、現地でトラブルに遭わないようにしましょう。
このブログは
ハワイの交通手段にフォーカスし、みなさまの旅がもっと素敵になる
といテーマで運営しています。気になる記事があれば、ぜひ読んでいただければと思います。